コラム

老後

2019-08-26

認知症保険とは? 誰も他人事ではない、「認知症」に備える

「認知症」誰もが耳にしたことがあるキーワード。特に近年では、よく耳にする機会も増えたのではないでしょうか。それだけ認知症が身近になってきたということかもしれません。人生には多くのリスクがあると言われますが、認知症も大きなリスクの一つです。人生のリスクには、死亡、病気、介護などがあり、それぞれの備えとして保険商品が数多く存在します。そして、認知症というリスクの備えにも認知症保険があります。ここでは認知症保険のことはもちろん認知症についても詳しく見ていきたいと思います。

1.認知症保険が登場した理由

認知症保険は、日本人の平均寿命が延びたこと等により、認知症が「長生き」にまつわるリスクとして認識されてきたという背景から登場しました。

認知症のリスクが顕在化し、ニーズが高まってきたこと。そして、認知症で多額の介護費用が必要になることが想定され、社会的なニーズが高まっていること等が理由として挙げられます。

日本は急速に高齢化が進み、認知症罹患者が増えています。厚労省のデータでは、65歳以上の高齢者で認知症を患っている人は462万人であり、これは65歳以上の高齢者全体の約15%となります。(2012年データ)

これが2025年には約700万人になり、65歳以上の高齢者の約20%にまで増えると推測されています。

(※「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値より)

 

2.認知症保険とは

ここでは具体的に認知症保険がどのような保険なのかを見ていきたいと思います。

2-1 保障内容

認知症(介護)一時金

認知症一時金は、認知症で所定の状態になったときに、一時金としてまとまった保険金を受け取れる保障が一般的です。一時金の金額は、保険会社や保険商品によって幅広く(10万円~500万円)、ニーズに合わせて保障額を選べるようになっています。

介護が必要になった場合、住宅改修や施設入居などで特に初期費用が大きくかかると言われています。そうした一時的な費用負担に対して重点的に備えをしたい方にとって、認知症一時金は心強い保障だと言えるでしょう。

認知症(介護)年金

認知症(介護)年金は、認知症(介護)で所定の状態になったときに、一定期間もしくは一生涯にわたって毎年、保険金を受け取れる年金形式の保障です。認知症(介護)年金の金額は、10万円~60万円程度の幅から10万円単位で選べることが多く、中には体の状態(要介護認定、日常生活自立度判定など)に応じて給付金額が増減するタイプもあります。

その他の保障

認知症保険には、認知症の保障以外にも、介護保障、医療保障、死亡保障などを特約として付けられるものもあります。その反対に、これらの保障(介護保障、医療保障、死亡保障)が主契約となり、特約として認知症に対する保障を付加できるタイプもあります。

2-2 保障金の給付条件

全ての商品が認知症と診断されると認知症保険から保険金を受け取れるというわけではないので注意が必要です。認知症保険は各保険会社の定めた“所定の状態”に該当したときに、保険金を受け取れると覚えておきましょう。

“所定の状態”は各社様々です。ご加入される際は、よく確認し十分検討されることをおすすめします。

2-3 加入条件

認知症保険の加入条件には、大きく分けて「標準タイプ」と、持病や入院歴をお持ちの方向けの「引受緩和タイプ」が見られます。

通常、生命保険に加入する際には、加入希望者が告知した健康状態をもとに保険会社による「査定」が行われます。加入者のご健康状態よって保険会社は引受の可否を判断しているのです。一般的な引受基準に基づいて査定を行うのが「標準タイプ」、緩和された引受基準に基づいて査定を行うのが「引受緩和タイプ」となっています。

認知症保険も標準タイプと引受緩和タイプの2種類に分けることができます。

基本的には健康な方なら標準タイプ、持病や入院歴があるなら引受緩和タイプを検討することになります。ただし、過去に通院や入院があったとしても、現在の健康状態が良好であれば、標準タイプに加入できることもあります。自分自身の健康状態を考慮しながら、各保険会社の告知や引受目安をチェックして自分に合う商品を探すことが大切です。

3.認知症保険を選ぶ際のポイント

認知症保険の保障内容について見てきましたが、実際に認知症保険を選ぶときにはどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。ここではいくつかのポイントに分けて見ていきたいと思います。

3-1 保険料と払込期間

認知症保険は保険料の払込期間が終身払込(保険期間を通じて保険料を払い続ける)の商品が多くなります。

保険料と保障内容のバランスには注意しましょう。また、多くの認知症保険には解約払戻金がありません。

3-2 給付条件

先ほどお伝えしたように、認知症保険で保険金が支払われる条件は保険会社によって異なります。医療保険であれば「入院・手術をしたとき」、死亡保険であれば「亡くなったとき」など給付条件はシンプルなのですが、認知症保険については保険会社により給付条件が異なりますのでご注意ください。

加入した後に「思っていたものと違った!」とならないように、しっかりと事前に給付条件は確認しておくと良いでしょう。

まとめ

「認知症は誰でもなる可能性のある病気だから怖い。」そう思う気持ちはわかります。
ただ怖いという感情は、それがよく分からないので、漠然と怖いと思ってしまうものです。
この機会に、認知症について考えてみてはいかがでしょうか。認知症を知ることで、どんなリスクがあるか、どれぐらい費用がかかるのかがわかってくると思います。
それがわかったら、どのような備えが必要かを考える。というように怖かった認知症に対して向き合うこともできるのではないでしょうか。
そんな認知症へのリスク対策が今回ご紹介した認知症保険です。
長寿となり、長生きすることのリスク、いわゆる長生きリスクが叫ばれて久しいですが、今後より注目されていくのが認知症だと言われています。
その対策である認知症保険は保険の中でも比較的新しい保険です。複数の保険会社から発売されていますが、今後その注目度に合わせて、新しい認知症保険もどんどん登場していくのではないでしょうか。
とはいえいまはまだ医療保険のように数多く展開しておりませんので、じっくりと各社の商品を比較することも可能です。
お近くの保険ショップ等でパンフレット等をもとに保険のプロに話を聞いて見てはいかがでしょうか。
話を聞いたり、悩みを話したりすることで少し不安が解消されるかもしれません。

合わせて読みたい記事

pagetop
tel.0120-328-860
【受付時間】平日 9:00~18:00
受付時間外は直接ご希望店舗まで
保険相談を予約する